使用マウスピース:DENIS WICK SM6B
ウィルソンが開發したテノールホルン(サクソルンバリトン)。管の太さから言ったら、間違ひなくドイツ系のテノールホルンだが、ヴァルヴがピストン式で、形状はサクソルンバリトン(ユーフォニアム型)を踏襲してゐる。
どう分類したらよいのか、よくわからないが、通常サクソルンのバリトンとされてゐる樂器よりも管が太く、おほらかな音で、やはりドイツ系のテノールホルンの音色を狙ったと思はれる。
吹奏樂曲に Baritone のパートがある場合、サクソルンのバリトンでは音が細すぎて、他の樂器に埋もれてしまふか、無理に大きく吹いて荒々しい音になりがちだが、この樂器だと、サクソルンバリトンとユーフォニアムの間のやうな音がするので、アプローチがしやすいのではないかと思ふ。
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