使用マウスピース JOSEF KLIER EXCLUSIVE TH9E (Midium Shamk)
ウィーンの老舗工房「ボーラント・ウント・フックス」が、第二次大戰後、チェコスロヴァキアの「アマティー」に吸収された後に製造したモデル。そのためか、古いアマティーのカタログにも「47」のモデルは載ってゐない。
バスフリューゲルホルンは、役割としてはテノールホルンと同じ。ウィーンの吹奏楽曲には、テノールホルンではなく、バスフリューゲルホルンが指定されてゐることがある。テューバ型の他、トランペット型もある。
ウィーンフィルのカール・ヤイトラー氏が使用してゐるのも、この形状のバスフリューゲルホルン。ウィーンのこだわりのスタイルかも知れない。
この楽器は、オランダの楽器店のウェブサイトの中古情報に、何年も前から掲載されてゐて、いつか買ひたいと思ってゐたもの。平成23年秋にオランダへ行った際に、お店を訪問し、購入。見かけよりも太い音色で、イギリスのバリトン(サクソルン系)よりも、ずっとユーフォニアムに近い音色。