2010年08月09日

CONN 60I Wonderphone - Double Bell Euphonium

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 コーンのダブルベルユーフォニアム。5ヴァルヴ、サテンシルバー、インナーベルゴールド仕上。

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 第1〜第4ヴァルヴは通常のユーフォニアムと同じ。第5ヴァルヴで大小のベルを切り替へる。大きいベルでバリトンホーン(ユーフォニアム)の音を、小さいベルでトロンボーンのやうな音を出す仕組。それぞれテューニングが可能。

 なほ、両方のベルからいっぺんに音を出すことはできない。無理矢理、第5ヴァルヴをハーフヴァルヴにして吹いてみると、兩方のベルの音が混じり合ってしまひ、バリトンホーン(ユーフォニアム)の音にしか聞こえなかった。

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 ベルには Naked Lady と呼ばれる刻印がある。

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Copyright(C) 2010 Hidekazu Okayama (PROJECT EUPHONUM http://euphonium.biz/) All rights reserved. 文章・画像の無断転載厳禁 | Posted at Aug.09 01:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | American Baritone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月25日

CONN 24I CONNSTELLATION American Baritone Horn

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  使用マウスピース:VINCENT BACH 5GS, GIALDINELLI 4M

  コーンのアメリカンタイプのバリトンホーン。4ヴァルヴなので、コーンでは「Euphonium」としてゐる。年季の入ったサテンシルバーで澁い(ワタシと同い歳!)。元々はメインテューニングスライドにトリガーが着いてゐたはずだが、前の所有者が、支柱ごと取り外したやうだ。凹みが多く、レシーバーシャンクも半田が外れてゐたり、所々亀裂があった為、大がかりなレストアを行った。お陰樣で、かなりいい状態に回復した!(マウスパイプは痛々しいが(笑)) レシーバーはコーンシャンクだったが、ラージシャンクに付け替へた。また、ピッチが低かったので、メインテューニングスライドをカットした。さらに「焼き鈍し」加工をしたところ、バリトンホーンらしい抵抗感が取り戻され、かなりいい具合に蘇った! さらにさらに、メッキ工房で、ベルの内側を金メッキにした。

 音色は、ユーフォニアムよりも明るくハッキリとしてゐて、ブリティシュ式のバリトンよりも太く豊かだ。ホルンパートとの音色の相性も、とても良い。古いアメリカの曲にソロがある場合や、行進曲、ジャズで使ひたいと思って購入。早速、P.グレインジャーさんの「リンカンシャーの花束」を演奏したが、やはりグレインジャーさんは、この樂器を意圖して「Baritone」のパートにソロを書いたのだ、と直感するに至った。R.ベネットの「シンフォニック・ソング」や、C.ウィリアムスの「ファンファーレとアレグロ」なども、この楽器で演奏したら、かなりしっくり來ると思ふ。勿論、アメリカの行進曲にはびったりの音色で、嬉しくなった(笑)。
 
Copyright(C) 2009 Hidekazu Okayama (PROJECT EUPHONUM http://euphonium.biz/) All rights reserved. 文章・画像の無断転載厳禁 | Posted at Jul.25 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | American Baritone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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