古樂器のセルパン(「蛇」の意味)。16世紀の終はり頃から、教會音樂の低音パートで補強的に用ゐられてゐたさうだ。
本來は刳り貫いた木を合はせ、革を巻いて作られた。これは樹脂製だが、ある程度それらしい音がする。試しにやってみたいといふ方やコレクターにもお勸めできる(オブジェとしてもなかなかのもの)。もし購入したい方がゐたら、こちらからご連絡を。ただし、大量には作れないないため、入手はタイミング次第。
バズィングと指穴を開け閉めすることで音程を變へる。指穴はリコーダーのやうに合理的位置に開けられてゐるのではなく、あくまで届きさうなところに開けてあるので、指や口で調整することになる。まだあまり眞面目に練習してゐないので、とても演奏ができるほどには至ってゐないのだが、學校の音樂教室などで實演するとかなりウケがいい。