2010年03月23日

MARIO CORSO - Flicorno Tenore

  tenore.jpg
  使用マウスピース:B.TILZ - NEA T1, T2

 サクソルンのやうなヴァルヴ式円錐管系金管樂器、フリコルノ。イタリアでは、ピストン式、ロータリー式の兩タイプが製造されてゐる。中低音域のB♭管には、管の太さに應じてなんと三種類もの樂器がある。

 その中で、このフリコルノ・テノーレは最も細く、マウスパイプのレシーバーシャンクは、トランペットやアルトホルンと同じサイズで、トロンボーン用のスモールシャンクすら入らない。

 O.レスピーギの交響詩「ローマの松」に登場するバンダ(ブッキーナ)の「Flicorno Tenori」に該當する樂器。Tenori は、Tenore の複數形。円錐管とは言へ、かなり細いせゐか、音色は、サクソルンのバリトンよりも、ヴァルヴ・トロンボーンやキングのトロンボニアム(トロンボニウム Trombonium)に近い感じがする。
 
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Copyright(C) 2010 Hidekazu Okayama (PROJECT EUPHONUM http://euphonium.biz/) All rights reserved. 文章・画像の無断転載厳禁 | Posted at Mar.23 01:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Flicorno Tenore (ITA) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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